なぜ仕事の進め方を変えられていないのか
大企業からベンチャーに転職し、仕事の進め方を大きく変える必要がある。
今、違いが大きいと感じるのは
- 完成度よりもスピード感
- ホラクラシー組織を目指しているので、上司の責任のもと仕事を進めるわけではない
の二点。
なぜこの違いについていけないのか、理由を考えてみる。
今までの仕事の進め方に慣れきっている
前職では、長期的な仕事が多かった。
エンジニアとしての業務では、半年も先の設備導入に向けて、2,3ヶ月かけてがっつり仕様を固めながら進める。
今のベンチャーでは1週間で企画して、来週実装、みたいなペースで話がすすむ。
転職前から、そういう違いはあるだろうと容易に想像できた。
本質的ではないことに時間をかける必要がないのだろうし
詰めの詰めまでやりきれていなくても話が進むのは心地いいのだろうと、前向きに考えていた。
実際やってみると、まあ余裕がない。
検討を詳細に行っているから大企業なのか、大企業だからそこまでの余裕があるのかはわからないが、
大企業の仕事のスケジュール感にずっぷりと慣れきっていたようだ。
とはいえ、どこまで検討すんねん、みたいな無限ループがないのはいいことだと前向きに捉えることができる。
見栄を張っている
私は完璧主義で、人から認められたい、褒められたいという意識が強い。
新しい職場になり、0から評価を得ていかなければならないが、
今、職場にいる誰よりも高い評価を得なければならないという気持ちになっていた。
高いクオリティのものをドカンと見せつけることにこだわっていたのではないだろうか。
その結果、新しいやり方に順応できなかったのではないだろうか。
また、せっかくのアドバイスを心の底から受け入れることができていない気もする。
具体的な解決策をあれこれ探してみたが、地道に認知療法的なことを試していくしかないかなと。
評価の高いこの本の内容を継続してみる。
tomishobo.com
自分の完璧主義っぷりや、虚栄心の強さを身にしみて認識できたのは、良い出来事だったと思う。
完璧ではない自分を認めてあげたいという思いもできてきた。
上から目線
今の会社にはインターンの学生が多い。
社会人経験も私より浅い人も多く、先輩風を吹かそうと思えば、いくらでも吹かすことができる。
自分には比較的社会人経験があるから、教える側にまわるべきである⇛教わる側ではない
大企業の成功パターンを広めるべきである⇛自分のやり方で進める
みたいなニュアンスの変化が起こってしまっていたかもしれない。
上から目線の行動、雰囲気になり、ギクシャクしてしまっていなかったか。
もう一度入社時の心境で、教わることを意識していきたい。
そういえば、入社してすぐは食欲もあり、通勤も気楽だった。
あの時期の自分を取り戻したい。
そのくせ他己責任
これまでは、なにかあれば責任をとるマネジャーがいた。
(責任をとるってなんだよ、というのは置いといて)
最終的な自分の行動は、他人の判断に任せればよかったので、
報連相をこれでもかとやれば大外れはなかったし、自分も安心できた。
今の組織はホラクラシーを目指しているので、役職上のマネジャーは廃止に向かっており
責任はマネジャーではなく、各社員にある。
ホラクラシー型組織のメリット・デメリット|ヒエラルキー型との違い – 福利厚生のRELO総務人事タイムズ
他己責任な人間にはやっていけないが、私はその他己責任な傾向があるようだ。
振り返ってみると結構な頻度で自分の判断を他人のせいにしてきた。
大学受験も、自分で難関大学を目指しておきながら、なんでこんな苦労しなければならないのかと悩んだ。なんで皆こんな大学を勧めたんだと。
就職してからも、なんでこんなつらい思いをしなければならないのかと悔やんだ。なんで皆こんな会社を勧めたんだと。
そろそろ自分の行動は自分で責任をとれるようになりたい。